森林環境譲与税と森林経営管理

1.森林環境税及び森林環境譲与税について
(1)森林環境税及び森林環境譲与税の創設
平成31年3月に「森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律」が成立しました。
これにより、「森林環境税」(令和6年度から課税)及び「森林環境譲与税」(令和元年度から譲与)が創設されました。
・参考:林野庁HP
・参考:総務省HP

(2)森林環境譲与税の使途
森林環境譲与税は、市町村においては、間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の「森林整備及びその促進に関する費用」に充てることとされています。
なお、森林環境譲与税の使途については、インターネットの利用等により使途を公表しなければならないこととされています。秩父地域の各市町の使途については、下記よりご覧ください。
秩父市
横瀬町
皆野町
長瀞町
小鹿野町

2.秩父地域森林林業活性化協議会での森林環境譲与税を活用した取組
秩父地域森林林業活性化協議会では、令和元年度から秩父地域1市4町が森林環境譲与税を拠出して、特別会計により事業を展開しております。
(1)森林経営管理制度
令和元年度より協議会の中に集約化分科会を設置して、1市4町と地域の林業関係団体が協力して意向調査や経営管理権集積計画の作成など、森林経営管理制度を進めております。各市町の経営管理権の設定等の状況は下記よりご覧ください。
秩父市
横瀬町
皆野町
④長瀞町
小鹿野町

(2)森林環境譲与税補助事業
地域全体として、秩父地域の森林整備を推進するため、林業事業体が行う森林整備や自伐型林業者等の小規模林業者向けの補助事業及び台風や病害虫による被害対策の補助事業を実施します。詳細はこちらよりご覧ください。

(3)自伐型林業推進事業
①自伐型林業体験研修棟
自伐型林業を実践する方の普及・育成を図るため、令和4年度から自伐型林業体験研修や体験研修修了者を対象としたステップアップ研修等を実施しています。
令和6年度秩父地域自伐型林業体験研修の研修生募集について

②自伐型林業講師派遣事業
令和5年度から団体等が自主的に行う研修・勉強会等へ講師を無料で派遣する事業を実施しています。
手続きの流れ、事業実施要領

3.荒川中下流域自治体の皆様へ
秩父地域は荒川の水源地域として、森林整備による森林の公益的機能(水源かん養、洪水緩和など)を通じて、中下流域の安全や生活を支えています。森林環境譲与税の活用方法をご紹介します。
(1)森林環境譲与税活用の提案

(2)秩父産木工製品のご紹介
「森のおくりもの」
「秩父の森の鉛筆」をつくりました

(3)公共施設への木材利用
「秩父木材協同組合」
パンフレット「秩父の森の木公共建築への使い方」