「信頼が創り上げる 秩父材の家」

 

お客様に信頼していただいてから、時間をかけて家を創っていきます。

 

地域の工務店さんで家をつくるとき、実際にはどんな行程で進んでいくんですか? 

 

それでは、ポイントとなる行程を挙げてお話しします。

 

① お家の見学会に行こう!

家づくりのスケジュールについてのパネルがありました。

家づくりのスケジュールについてのパネルがありました。

当社は、まず、住宅が完成したお客様にご協力いただいて、完成した家の見学会を開催させていただいています。そこで建物の品質やデザインを確認し、社員との相性や、会社の考え方を知っていただきます。「この会社は信頼できる!」と思っていただけたお客様にアポイント(面談の依頼)をお願いします。 

 

② ムリしない資金計画を立てよう!

資金計画で大切なのは、借入可能な100%のローンを組まないこと。8割ぐらいを建設費用として設定し、2割ぐらい余力を残して資金計画をたてます。家が建った後の生活が重要だと考えています。建った後の生活を切り詰めては、新生活が楽しくなくなってしまいます。家を買ったけれど手放したという話を聞くと心が痛みます。そのため、このポイントが一番大切だと気付きました。

 

③ 時間をかけて打ち合わせをしよう!

続いて、お客様の生活スタイルや癖、個性、希望の間取りなどのヒアリング(打ち合わせ)を行います。ご希望の間取りとお客様の性格が食い違っている場合は、こちらから提案し何度も確認します。

 

同時に、建物のデザインや素材について選んでいただき、検討を重ねたのち、コストの計算、つまりお見積もりに入ります。私たちは、ここにかなりの時間をかけています。1か月以上かかるでしょうか。少人数のスタッフで、お客様に良いものをご提供するには、たくさん時間を使って信頼関係を築いていくということに尽きますね。

 

④ 契約後、いよいよ着工!引き続き打ち合わせをしていこう!

「秩父杉の家:絆」2階テラスにて

「秩父杉の家:絆」2階テラスにて

お見積もりを提出し、もう一度お客様の要望を伺い、資金計画を再確認し、ようやく契約になります。契約後に工事に入るわけですが、ここでも打ち合わせを何度も行い、「これで発注しますよ」という確認をしながら進めていきます。最初は良いと思っていても、工事中に「こっちにしよう」ということも当然ありますからね。 

 

⑤ 晴れて完成! 完成見学会で自慢の家を披露しては? 

そうして工事が進み、最終的に竣工、引き渡しになります。最後に、完成見学会の開催にご協力いただくというサイクルでお願いしています。次にお家を建てたいと思っているお客様にとって、見学会は重要な『見て、聞いて、触って、実感できる!』機会ですからね。お客様に満足していただき、自慢ができるお家をお渡し続けなければいけないと思っています。

 

お客様に信頼をいただき、時間をかけて打合せを行い、喜んでいただけるお家を創っていく。20年以上、このやり方は変えていませんね!

 

家に使う木材に関しては、製材屋さんとお客様との考え方のギャップをうまく調整するのが私たちの役割です

 

家づくりの基本とはなんでしょう?

 

やっぱり「信頼」です。お客様はもちろんのこと、協力業者さんや製材屋さん、材木屋さんとも、信頼がなければ、より良いものを提示していただけることに繋がりませんから。

 

使う木材ひとつとっても、条件がある中でどう生かすかが工務店の腕の見せ所。

使う木材ひとつとっても、条件がある中でどう生かすかが工務店の腕の見せ所。

このモデルハウスを創ったときは、構造材を横瀬町の金子製材さん、小鹿野町の両神林産加工さん、仕上げ材は小鹿野町の横田木材さんにお願いしました。横田木材さんは、工場で材を見せていただき、床材などはこちらの希望で選ばせていただきました。

 

お客様の要望を聞いて、コスト的に製材屋さんとのマッチングがうまくいかない場合は、私たちが材料の選定を行い、コストをかけた方が安心な部分と節約できる部分を提案させていただきます。加工の仕方やデザインで上手にカバーすることも可能なんです。

 

 

実現可能な方法で、ベストな木の使い方を考えてもらえるというわけですね。

 

そうですね。逆に、「この板が良いから使ってほしい」という製材屋さんのお話があっても、「そんなに立派なものではなくてもいいかな」ということもあったりします。そういった製材屋さんとお客様とのギャップというのをうまく調整するのが私たちの役割でもありますね。

 

がんばっている地域の工務店さんの多くは、それぞれの得意分野を持って特色を出しています。

 

「ハウスメーカー、大工さん、そして工務店。それぞれにメリット、デメリットがあるわけですね。」

「ハウスメーカー、大工さん、そして工務店。それぞれにメリット、デメリットがあるわけですね。」

ハウスメーカーさんは、お家がパッケージ(カタログ)になっていて、「こういう家を気に入ったら買ってください」という形ですかね。大工さんは、「良い材料を材木屋さんから仕入れて作っていきます」という形でしょうか。大工さんの能力にお任せするイメージですね。私たち地域の工務店はその中間にいる感じです。お客様の要望を聞いて創り込むという形になります。

 

こういった方法は、コストを抑えて地域材を使いたいお客様にはオススメかもしれません。また、コストをさらに削減したいという方には、床は木材、壁の一部はクロスにしましょう、という方法も提案します。私たちのような工務店は、自由設計ですので、地域材を使いたいということであれば、可能な限り対応できると思いますよ。

 

がんばっている地域の工務店さんの多くは、木材、太陽光発電、断熱材など、それぞれに得意分野を持っています。そこに注目し、専門性が高く、相性の合う会社や設計者を見つけ出すことが重要だと思います。

 

 

地域の設計事務所・工務店さんで家をつくることのメリットを改めてお聞かせください。

 

地域の工務店のメリットは、近くに会社があるので、メンテナンスの対応が早くできることが第一ですかね。心配事を早く解決してくれるのが地域の工務店です。また、大手企業のように宣伝費用をかけないので、思いのほかコストが安く、品質が良いこともまだまだ知られていないメリットですね。地域の工務店は、注文住宅(自由設計)が基本なので、お客様のオリジナル、『たった一つのお家!』が創れます。そして、担当者が様々なことを兼務(営業・設計・工事の管理など)するので、お家のことをより深く知っている専門性の高いスタッフが多いと思います。そういう意味で、家づくりの提案力は高いと言えます。 

 

ここで、デメリットもお話ししておきましょう。どうしても打ち合わせ回数が多めになるので、忙しい職業の方は時間が取れなくて大変かもしれません。夜中に打ち合わせをしたこともありましたので(笑)。また、工務店は少人数で仕事をしているところが多いようなので、次の打ち合わせまで多少時間が空いてしまうことがあるかもしれません。これらは、考えようによってデメリットでしょう。また、ハウスメーカーさんのようにカタログ化されていないため、お家の完成イメージがつかみにくいという事もありますね。そのあたりを弊社では、模型や3D画像を使って、完成型のイメージが持てるように工夫しています。

 

地域に根差す企業として、丸山工務店が目指すビジョンはありますか?

 

「地域に愛されるためには、やっぱり“信頼”が一番です。」

「地域に愛されるためには、やっぱり“信頼”が一番です。」

ビジョンと言えるかわかりませんが(笑)、以前、ある機関誌に弊社の記事を掲載していただいた際、「人と地域と社会に愛され続ける会社」と書かせていただきました。これが弊社のキャッチフレーズですね。

 

それから、「思いやりと志」が会社の理念です。お客様に対してはもちろんですが、協力業者さんへの思いやり、近隣の皆様への思いやり、トータルして皆様への思いやりという理念を、当社の若手にもしっかり教えています。思いやりの気持ちがないと「信頼」につながらないと思います。一方では、設計や施工技術の向上を図り、より品質・デザインの良いものをご提供させて頂くために、志を高くしようということで「志」を入れています。

 

最近では、皆さんに親しみをもっていただこうと、『いいね!まるみちゃんの家』や、『よかったね!ワークス君の相談室』といったキャラクターを入れた現場シートや車のステッカーなどでPRを指せていただいています。

 

人も森も、循環の中でうまく回っていくんだと思うんです

 

廣瀬さんはFIND Chichibuもそうですが、地域振興のための様々な活動に参加されていますよね。

 

世の中が元気になることが一番良いことだと思います。結局、家創りって景気が良くなり、経済活動が活発になっても、順番的に最後なんですよね。雇用が安定し、収入が増えなければ、家を創ろうとは思わないですから。

 

ただ「家を創りましょう!」と声を出すだけでは、自分勝手な話だと思います。地域の雇用や人材育成、企業誘致など、何かお手伝いできることをし、地域が元気になって来れば、最終的に弊社もお仕事をさせていただけるようになると考えています。

 

地域への想いを語る廣瀬さん

地域への想いを語る廣瀬さん

また、PTA活動や地域の子ども達と一緒にスポーツをしているのは、「学校やスポーツを通して精神的に耐えられる力をつけて欲しい」、「基本的なことを継続できる力をつけて欲しい」、「大人になり、自立して生活を送れるようになって欲しい」といった考え方からです。そして、自分の可能性を信じ、世の中に出た後、できれば秩父に戻ってきて欲しいと思っています。

 

「自分だけは上手くいったから、他人はどうでもいいよ。」という人が増えてしまうと、世の中良くならないし、元気でいられませんよね。私も小さな頃は、周りのおじさんやおばさん、先生や先輩方に色々なことでお世話になりました(少々、やんちゃでしたので?笑)。今は私が周りの子どもたちに関わってみる番ですかね。(なかなか言葉が通じ合えなくって苦労していますが 笑)

 

最後に、人も森も、循環の中で上手く生きていくんだと思います。大勢の人が行動に移せば、地域は元気(活性化)になります。秩父はお祭りも盛んですから、そういう雰囲気(素質)が根底にあるところだと思います。外から見て、魅力があるところに人は集まります。この地域の魅力を外に発信し、みんなが笑顔で元気になり、それがいつまでも続く(循環)地域であるを心から願っています。

 

 


■関連情報

株式会社 丸山工務店ホームページ

FIND Chichibu 秩父地場産センターポータルサイト

ちちぶ空き家バンク(FIND Chichibuちかいなか分科会事業)ホームページ

一般社団法人 埼玉県建築士事務所協会ホームページ

秩父地区木材利用拡大検討会ホームページ

 

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